クラウドソーシングのランサーズで、パッケージが始動してから1年が経とうとしています。
おかげさまで私が出品したパッケージは、最近ではいい感じに受注を重ねてるので、そろそろ「そのノウハウは?」みたいな記事を書きます。
たぶん、他では書かれてないことをメインに書いていきます。
目次
そろそろノウハウ的なことを
私はランサーズのパッケージでは合計で5分野に出品しました。
で、現在は私事多忙により、一番売れてる1分野に絞って、他は全て休止しています。
売れてる分野というのは「WordPressサイト作成」です。
それもあって、ここはほぼ毎日、自分と他ランサーの表示順位などをチェックしています。
「ああ、この人が上がってきたな」とか、
「あの人は脱落傾向か~(ノ_・。)」なんて思いながら見てます。
うーん、栄枯盛衰ですなあ。。
パッケージのノウハウ的な事を書いたブログも幾つか読みました。
「なるほどなあ」とか
「そんなに甘いわけないだろ!」とか、いろいろ思いました。
パッケージに関しては、私は今までは感想文みたいな記事を幾つか書いてきました。
が、そろそろ腹をくくってノウハウ的な事にも踏み込んでいこうと思います。
パッケージはランサーズ公式も力を入れていて、いろいろマニュアル的なものを出しているようですが、私は1回も見たこと無いです。
なので、以降いろいろ書いていきますが、既に公式に載っている内容と被る箇所もあるかもしれません。
また、過去に自分の書いたものとダブルこともあるかもしれません。
その場合はご容赦ください。
また、本記事では「WEB制作分野」「若干、初心者さん向け」に特化した内容を書きます。
最低限やるべきこと
よくパッケージの受注テクニックなどが、幾つかのブログに載っています。
ただ、基本的な部分は他のプロジェクト方式やコンペ方式などと「やるべきこと」は共通しています。
ここが案外書かれてません。
従来からのランサーズでの受注ノウハウと同じ部分です。
例えば、
- まずは最低限の実績数を積み上げる
- ポートフォリオを用意する
特にこの2点など。
結局、クライアント側からすると、
- 良いクリエイターを見つける
- 料金・納期を含めて総合的に検討
- 発注する
この流れは同じなので、「最低限やるべきこと」をやらずに、パッケージだからと言って特別なテクニックばかりに走っても意味無いです。
まずは最低限の実績数を積み上げる
意外な話しですが、パッケージではプロジェクト方式と違って、ランサーのランク(認定ランサーとか)よりも、「実績数」の方が重要視されるように感じます。

というのは、私は半年ほど認定ランサーから外れて「シルバー」ランクだった時期がありました。
その後、めでたく認定ランサーに復帰したのですが、シルバーと認定の時期どちらもパッケージでの受注数や相談数はほぼ変わらなかったです。
パッケージではプロジェクト方式と違って、認定であるか否かはそれほど重要視されないんだな、と思いました。
クライアント側から見て重要なのは、ランサーのランクよりも、良評価の実績数だなと感じます。
では、その実績数を増やすにはどうするか?
ここは、あえてパッケージにこだわる必要無いです。
増やしやすいところで増やせば良いです。
例えば方式は「コンペ」や「プロジェクト」などで、簡単に実績増やせるジャンルを選択すれば良いです。
WEB制作にこだわる必要はありません。
要するに、数年前から言われているランサーズでのノウハウそのものです。
*ランサーズでWEBデザイナーが仕事を受注するには?(その1)
まずは実績数を増やしやすい所から増やして、ハクを付ければ良いです。
それからパッケージに入っていけばいいでしょう。
クライアント側からすれば、パッと見て実績数「0」の人よりも「10」の人の方が信用できます。
ま、そりゃそうですよね、お金払うわけですから、実績が少ない人への発注は二の足踏むでしょう。
これはパッケージであろうと、他の方式であろうと変わりません。
最初は実績数は最低限5以上、出来れば10以上は取っておきましょう。
あと、クライアントには、ランサーの実績数の内容までをチェックする人などそうそういません。
(たまにはいるかもしれないけど(^_^;))
しっかりポートフォリオを作る
これもパッケージ関係なくWEB制作の分野では必須です。
要は「自分の技量アピール」です。
自分に任せてくれれば、こんな素敵なサイトが作れますよ、とアピールしましょう。
これがショボかったり、そもそもポートフォリオが無いと、クライアントからは信用されづらいです。
相応のスキルを持ってるのは大前提
各ランサーがその分野での相応のスキルを持たなければいけないことは、当たり前の大前提です。
WEB制作者を名乗って、いくらパッケージでの受注テクニックを駆使したところで、肝心のサイトが「しょぼいものしか作れません」では話しになりません。
そういう人は受注テクニックよりも、基本的な学習をまずは優先すべきです。
初心者ボーナスの重要性
さて、ここからは具体的なパッケージノウハウの話しを書きます。
まずは初心者さん向けのスタートダッシュの話し。
パッケージではこれが重要となります。
これさえ出来れば、正直あとはどうとでもなるような気がします(^_^;)
パッケージの出品初心者には、必ず「初心者ボーナス」が与えられます。
上位が常連さんに固定されることを防ぐための、ランサーズ公式の措置です。
この初心者ボーナスの時期には、検索の表示順位がアップします。
期間は私が観察した限りでは、登録後2~3週間限定。
これ、本人の実力と言うより、ランサーズ公式がゲタを履かせてくれただけなので、いい気になってるとボーナス期間終了でタチマチ順位が下落していきます。
スタートダッシュを逃さないこと
この初心者ボーナスをうまく生かして、この時期に受注にまでこぎ着けることです。
パッケージはスタートダッシュが肝心で、
- 画像
- タイトルと説明文
- 料金と納期
ここらへんを事前に練りに練っておいて、全て準備OKにしてから登録した方が良いです。
たまに「取りあえず登録だけしておいて、画像は後でいいかな。文章も詳細に書くのは後でいいかな」なんて人もいますが、最初から完璧な状態で登録してください。
クライアントから見て食指をそそられるような画像・文章・料金・納期でスタートしてください。
良循環の波に乗る
要はスタートダッシュで良循環の波に乗ってしまうことです。
パッケージの相談・受注
↓
納品完了・良評価
↓
順位が上がる
↓
するとパッケージの相談・受注が増える
↓
納品完了・良評価
↓
さらに順位が上がる\(^o^)/
一旦、この循環に乗ると後が楽になります。
最初のうちは、お得な料金や納期に設定するのもOKです。
それを「誘い水」にするのも良いでしょう。
このボーナス時期に相談・受注が無いと、後が厳しいです。
下落の道を辿るだけです。
後からの挽回はかなり難しいと思ってください。
登録は良い時期を狙うこと
パッケージの登録は、出来るだけ需要が増大する時期に行った方が良いでしょう。
この時期に「初心者ボーナス」の時期をぶつけた方が良いです。
「需要が増大する時期」とは、例えばWEB制作の場合は直近だと
ここらへんですかね。
逆に、もうすぐ年末に入りますが、こういう時期は避けた方が無難です。
ただし、WEB制作の中でも「エラー・不具合対応」みたいなニッチ分野ならば、年末年始は狙い目かもしれません。
緊急事態ということで、クライアントは「今すぐに対処してくれ」となるでしょうし、年末年始はライバルのランサー達は休みに入って避けるからです。
その他のノウハウあれこれ
他にも幾つかのノウハウがあるので紹介しておきます。
表示順位を上げるテクニック 1
パッケージの表示順位の基準は、ランサーズ公式では以下のように説明されています。

ここに「出品内容の鮮度」という項目がありますが、これを使って順位を一時的に上げるテクニックがあります。
こういうことでも一時的には順位が少しだけ上がります。
ただし、これはあくまでも小手先のテクニックに過ぎません。
数日程度ですぐに順位は元に戻ります。
やはり王道は、
- 仕事受注
- 納品完了
- 料金獲得
- 高評価
こういう当たり前の流れを進むことだと思ってください。
表示順位を上げるテクニック 2
それ以外のテクニックだと、前にも記事に書きましたが、
- PDFファイル・動画ファイル・音声ファイルの添付
なんてものもあります。

ただ、これはあくまでも表示順位を上げるテクニックで、クライアントへのPR効果は薄いです。
例えば「WordPressサイト制作」の分野だと、以前はPDFや動画ファイルを付ける人が多かったのに、今は少ないです。
結局、表示順位を少し上げるのには役立つが、PR効果は薄いと周知されてきたからでしょう。
まあ、こういうのは分野にもよります。
例えば動画制作の分野だとPR効果は大きく、動画ファイル添付などは必須だと思います。
逆に、WEB制作の分野だと、これらの添付は内容自体が難しいです。
◇PDF⇒ポートフォリオ的に過去作の画像貼り付け
◇動画⇒ポートフォリオ的に過去作を写した動画貼り付け
このパターンがほとんどです。
中には音声ファイルの添付ということで、音声素材サイトから「よろしくお願いします」と言うだけの声をダウンロードして付けてる人もいます。
WEB制作の分野で音声ファイル添付なんて、その無理矢理ぶりに同情しました(ノ_<。)
この「ファイル添付」に関しては、表示順位対策と割り切って添付するか、全く手を出さないか難しいところです。
外部から人を呼び込む
あと、どうしても表示順位が上がらない人向けに、外部から人を呼び込むという方法もあります。
具体的には
- 一定のアクセスのあるブログ
- 一定のフォロワー数があるSNSアカウント
こういうのを持ってる人は、そこで自分のパッケージを宣伝すれば良いです。
そしてランサーズに頼らずに自分で外部からアクセスを呼び込みましょう。
例えばブログだと、各記事末にCTAを付けて、そこに自分のパッケージへのリンクを貼ればいいです。
「WordPressによるサイト制作はこちら!」
みたいな感じです。
あるいはSNSだと、毎回の投稿に宣伝付けるとウザがられるので、一日に1回とか、数回に1回とかにやると良いでしょう。
その際に宣伝画像を掲載して、その画像が飽きられないように毎回変更出来ればなお良いです。
それが必ずしも受注に繋がらなくても、アクセスが増えるだけでパッケージの表示順位は上がります。
表示順位を上げるのは「手段」にすぎない
以上「その他」のノウハウとして、3つほど表示順位を上げる方法を紹介しました。
ただ、順位を上げるのは「手段」にすぎません。
クライアントに注目されるための手段です。
「目的」はあくまでも
です。
いくら上位表示されていても、全く受注も出来ず、稼ぎにつながらないようならば意味がありません。
ここをはき違えないことです。
ずっと上位に表示されていながら、それがあまり受注に繋がってない人は、その理由をよく考えた方が良いです。
パッケージ・ノウハウ FAQ

それはそのとおりですが、実際にここで仕事を受注しお金を稼いでる者としては、その時その状況において「勝ちパターン」を模索せざるを得ないわけです。

ま、そうだな。

表示順位の基準が変われば、それに対応した「新・勝ちパターン」をこっちも繰り出していきますよ。それは他のランサーも同じです。そういうものなんです。稼ぐって厳しいことなんですよ!

お、おう・・・
いろいろノウハウ書いてるけどさ、これもランサーズのさじ加減次第なんだよな。表示順位の基準やアルゴリズムが変われば、このノウハウの半分ぐらいは過去のものとなってしまうだろう。