ランサーズ定点観測:2022/01/17「評価制度のリニューアルを予告・その他」

ランサーズ定点観測:2022/01/17「評価制度のリニューアルを予告・その他」

クラウドソーシングサービス「ランサーズ」の定点観測リポート18回目です。

ランサーズの変化、機能追加、気づいたことなど。
WEB制作関連の情報が中心となります。

ランサーズ

評価制度をリニューアル予告

ランサーズの評価制度が2月上旬より変更となります。

(予告)「評価制度」が新しくなります

大きなリニューアルポイントは以下の2点

評価制度の主なリニューアル点
  • 総合評価は「満足 / 残念」の積み上げ式にし、平均値を取らない
  • 個別評価は互いの採点を非公開とし、相手には分からないようにする。
    これにランサーズ運営が独自のアルゴリズムを加えた上で公開
    相手に対する忖度を減らす。
    また、「スキル評価」と改称。
    スキル評価とはなんですか?(※2022年2月上旬以降適用)

これに伴い、先日から予告がマイページ上部に表示されるようになりました。

通常、システムの変更や機能の追加などは、ここまで目立つように告知されないため、これがランサーズにとって大きな変更であることが分かります。

今の評価制度は形骸化

今のランサーズの評価制度は5段階評価です。
Amazonなどと同じです。

ただ、長年の慣行から相手に「5」を付けるのが当たり前の状態になってしまって、

クライアントからランサーへの評価
◇5⇒普通に納品出来た人
◇4~1⇒問題児

ランサーからクライアントへの評価
◇5⇒普通に対応してくれた人
◇4~1⇒問題児

実質こんな感じになってますw
「5」以外を付けられると問題のある人と見られます。

リニューアルの動機

このリニューアルに関するランサーズ運営の動機は、

継続して仕事を受けたいために事実とは異なる良い評価をつけたり、高評価を維持するために「5」をつけるよう誘導する行為もしばしばみられました。

また、ランサーズから「納品物に齟齬がなく大きな問題もなければ 5」と定義していたため、特別に良いパフォーマンスがあった場合も「5」以上の評価がつけられない状態にありました。

上記の結果、多くのユーザーが「5」になり、評価制度が「正しい判断基準」と言い難い状況になっていることを大きな課題として認識しておりました。

https://info.lancers.jp/26719

とのことです。

良いことだと思います(^^)v

ランサーズ運営一押しの「パッケージ」

前回の記事で、ランサーズが「スキルを販売するパッケージをリリース」と書きました。

今、ランサーズ運営はこれに傾注しているようで、各ランサーが自分のマイページを開くと、以下のようなポップアップが表示されます。

パッケージに出品しましょう!とのお誘いです。

パッケージに出品してみたものの・・

で、私も幾つかパッケージに出品してみました。
WEB制作やバナー作成など。

あと、毛並みの変わったサービスで小遣い稼ぎしたいなと思って、
Youtube動画のサムネイル画像を作成します!
などのサービスも出品してみました。

謳い文句曰く、
「Youtbe動画には見栄えの良いサムネイル画像が不可欠」
「格好良い動画を作っても、サムネイルが雑では見向きもされません」
「再生数を気にしてるそこの貴方、サムネイルはプロに任せましょうよ!」
こんな感じです。

料金は、サムネイル画像1枚なのでそんなに高くないです。
安いです。
千円程度の価格です。

ただ、まずは1枚を試しに購入してもらって、好評であれば以後、継続して次々に発注してもらおうとの意図でした。

ところが、

料金設定が1万円未満には設定出来ない!

なんじゃこりゃですよ。

よくよく調べてみると、

【パッケージ】10,000円未満での出品はできますか?(ランサー向け)

公式ヘルプに「10,000円未満での出品不可」となってました。

そんな馬鹿な話しがありますかいな。
超大型法人案件でもあるまいし、サムネイル画像1枚で1万円も取れるわけないです。
千円~2千円単位が適正です。

しょうがないので「10枚発注で1万円」という料金設定に修正しましたが、こんなんではお客さんが寄ってこないと思います。

ランサーズ運営の意図は?

まあ、ランサーズ運営としては
ランサー間の値下げ競争」「値崩れ
これを防止したいとの意図だと思います。

なので全分野一律「最低価格:1万円以上」にしたのでしょう。

ただ現実問題として、低単価サービスの場合はそれでは不合理すぎると思います。

むしろカテゴリー別に最低価格を分けるとかの方が、良いように思いますね。
例えば
◇WEB制作分野:最低限1万円
◇バナー等の画像作成分野:最低限千円
などです。

ただ、それをやると、あえて画像作成分野の中に「超低価格でサイト作ります!」とか出品するフザケた連中も出てくるので、そこはランサーズ運営による目視監視やランサー間の相互監視・通報で対応するしか無いでしょう。

出品カテゴリランキング発表

パッケージ方式での12月分の「出品カテゴリランキング」が発表されました。

12月のトレンドが一目で分かる出品カテゴリランキング発表

よく検索されるキーワードの上位15位は以下。

動画編集
イラスト
ロゴ
データ入力
アンケート
ライター
Shopify
文字起こし
タスク
LP
翻訳
チラシ
漫画
サムネイル
似顔絵

このうちWEB制作案件は
Shopify」「LP
この2つですね。

LPの需要が多いのがよく分かります。
Shopifyは需要が多いと言うより、供給元の制作者がまだまだ少なくて、クライアントが探しまくってる状態かと思います。

あと、パッケージ方式にて、クライアントからの相談数を多くするための秘訣としては、

パッケージの料金プランを複数設定
商品画像を複数設定
タイトルを具体的に・細かく記述
動画・音声・PDFを設定
『よくある質問』を活用

などが提示されてます。

ある面白い案件

こないだ応募案件をズラズラッと見ていたら、WEB制作分野の中に面白い案件が幾つかありました。

例えば、

Youtube講師募集
◇ 報酬:1本につき10,000円(税込)
◇業務内容:台本制作と動画撮影

Youtube動画で「WEB制作」に関して講師・解説役をしてほしいとの依頼です。

自分で撮影して、データをクライアントに送付。
あとの編集・投稿はクライアントがやるとのこと。
当然、顔出しが必要となります。

こういう案件を最近ポツポツと見かけるようになってきました。

ken
パッケージのあの料金設定にはずっこけました(^_^;)
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