メールソフト「Thunderbird Portable」で複数PC間同期・自動バックアップ

メールソフト「Thunderbird Portable」で複数PC間同期・自動バックアップ

Thunderbird Portable(サンダーバードポータブル)」は、USBなどで持ち運び可能なWindows用のメールソフトです。

私はこれをオンラインストレージの Dropbox に入れて使っています。

複数PCからアクセスして使用し、同期可能。
また、Dropbox内に置いてるので自動的にバックアップされます。

今回はこれのご紹介。

「Thunderbird」のポータブル版

Thunderbird Portableは、あの有名ソフト「Thunderbird」のポータブル版です。

Firefoxでお馴染みのMozillaが開発。

複数アカウントPOP・IMAP に対応は今や当たり前のこととして、

  • 学習型の迷惑メールフィルタリング
  • フィッシング詐欺アラーム
  • 最新機能への自動アップデート
  • スキン変更可能

等々の機能があります。

使い勝手は本家「Thunderbird」と全く同じ。

元々はUSBメモリなどに入れて持ち運ぶことを前提に作られましたが、今はDropboxやGoogle driveなどに入れて使っている人が増えてきたようです。

このポータブル版は、普通のソフトのようなPCレジストリへの書き込みはありません。
独自に設定ファイルなどを持っているので、USBメモリやオンラインストレージ上から起動できます。

インストールと設定

Thunderbirdのポータブル版は、以下のページよりダウンロードします。

Mozilla Thunderbird Portable (email) | PortableApps.com

ページ中段にある「Localizations」の日本語リンクから、インストールファイルをダウンロード。

これをDropbox内にインストールします。
インストールは超簡単。

ThunderbirdPortable」というフォルダが新規作成されます。
フォルダ内のファイル構成は以下のようになっています。

この中の「ThunderbirdPortable.exe」をダブルクリックすると、ソフトが起動します。

設定方法も本家Thunderbirdと同じです。
詳しくは下記を参照されてください。

Thunderbird の評価・使い方 – フリーソフト100

また、Thunderbird は有名なメールソフトなので、設定の疑問点はググればすぐに答えが見つかります。

どのPCからも起動可能

ソフト自体がオンラインストレージ上にあるため、どのPCからも起動可能です。

普段はデスクトップPCで使い、外出先ではノートPCから起動、なんてことも普通にできます。

また、オンラインストレージ内にあるため、バックアップは自動的に行われます。

ただ、当然ですが他のOS(Mac・Linux・スマホ等)からは起動できません。
Windowsオンリーとなります。

同時起動は要注意!

一点、気をつけないといけないのは、複数PCでの同時起動です。
これは避けた方が良いです。

同時に開くと、オンラインストレージ側でファイルの競合を起こし、二重にファイルが作られたりします。
*私はこれで大泣きする羽目になりました(>_<)

複数のPCで使うときは、

  • 必ず交互に開く
  • 片方のPCを閉じた後に、他のPCで開く
  • オンラインストレージの同期が終わった後に、他のPCで開く

例えば「ThunderbirdPortable」を起動したままPCをスリープ状態にしておき、そのまま他のPCなどで開くのはやめておきましょう。


朝菜りぃさんのイラスト

なかなか便利な使い方だな。
でも「Gmail」等のWEBメール使えば良いのでは?という気もするが。

創ken

・・・いや、多種多数のメルアドを使う場合は、個人的には専用メーラーの方が使いやすいです。
例えば私なんかは、10個以上のメルアド(Gmail・Outlookメール・一般のサーバサービスのメールなど)を使い分けてますから。

朝菜りぃさんのイラスト

なんでそんなにメルアドいるわけ?
君はメールフェチか何かか!?

創ken

いやいや、私用のアドレス、仕事用のアドレス、このブログの管理用アドレス、さらにメルマガ受信用のアドレス、それぞれが別なわけです。
仕事用も、自分の個人事業用のアドレスや、ランサーズ等のクラウドソーシングの登録用アドレスとか、それぞれ分けてますからね。

朝菜りぃさんのイラスト

便利なんだか不便なんだかよく分からんやつだなw