クラウドソーシングサービス「ランサーズ」の定点観測リポート8回目です。
ランサーズの変化、気づいたこと、感じたことなど。
WEB制作関連の情報が中心となります。
~ 目次 ~
- 「ベーシックワーク」実験スタート
- コワーキングスペース運営会社と連携
- カジュアル相談機能実装
- 追加発注提案機能実装
- 「Freelance Basics」月額480円で運用開始
「ベーシックワーク」実験スタート
ランサーズが「ベーシックワーク」の実験をスタートさせました。
*フリーランスに月10万の仕事保証——ランサーズが「ベーシックワーク」実験をスタート
*フリーランス向け、「ベーシックワーク制度」の実証実験を開始
「ベーシックワーク」とは
ランサーズがフリーランスを対象に、月額数万円の仕事を保証する制度のことです。
ランサーズが企業から仕事を受託し、フリーランスに外注します。
そして一定の仕事量が保証される仕組み。
最初は一部ライターを対象に実験的にスタート。
順次、対象範囲・業種を拡大していくとのこと。
現時点での仕事内容は、企業のオウンドメディアやウェブメディアの記事作成など。
保証される報酬は月額10万円、5万円、3万円の3段階。
これ、反響がそれなりにあって
いろいろなブログが取り上げてますね。
*ランサーズのベーシックワークってどうなの?保証額・保証期間について
*ランサーズの「ベーシックワーク制度」とはなにか?ライターの方は要チェックですよ!
私思うに、ライターなら比較的導入しやすいシステムかもしれません。
ただ、WEB制作の分野だとどうなんでしょうね?
要は、割り当てられる仕事の内容次第です。
報酬に比して仕事量が多ければ見合わないものとなります。
ランサーズ運営が仕事を仲介するわけで
彼らが
「この仕事は5万円相応」
「この仕事は10万円のレベル」
と、正確に判断できるか否か?
このシステム導入の鍵はここにあると思います。
コワーキングスペース運営会社と連携
ランサーズがコワーキングスペース運営会社「スペイシー」と業務連携しました。
*フリースペース管理・運用のスペイシーとランサーズが提携、コワーキングスペースをフリーランス向けに無料開放
まずはランサーズ社内のスペースを、コワーキングスペースとして無料開放するとのこと。
で、将来的には、企業の遊休スペースのコワーキングスペース化を全国展開するとのこと。
まあ、これは素晴らしい取り組みだとは思いますが、地方居住のフリーランスがこの恩恵にあやかれるのは、かなり先になりそうですね(^_^;)
「スペイシー」公式サイトはこちら
カジュアル相談機能実装
前の記事に「ランサーズがお急ぎ依頼相談機能を実装」と書きました。
が、早くもボツになり、「カジュアル相談機能」に変更となりました。
ランサーズのマイページを開くと以下のように表示されます。
クリックすると詳細が表示されて、クライアントとのチャットが可能です。
前の「お急ぎ依頼相談」に比べると随分使いやすくなったと思いますね。
ただし、ランサーズのことなので、またボツになる可能性もありますw
追加発注提案機能実装
ランサーからクライアントに対して、追加発注を提案できる機能が実装されました。
プロジェクトの途中や終了後に追加発注が必要となった場合に、ランサー側から提案できる機能です。
プロジェクト管理のページに表示されます。
これは良いです。
ここ最近の実装した機能の中では一番実用的だと思います。
「Freelance Basics」月額480円で運用開始
「Freelance Basics」とは、
個人でも仮想的に企業が有する部門機能を利用できるサービス、とのこと。
*ランサーズ、フリーランスが会社機能を持てる新サービスーー第1弾は月額480円で法律・会計相談
これまでにランサーズがフリーランス向けに提供している「コミュニティ / 教育」「金融」「補償 / 保険」「専門家支援」「業務効率化」のサービスを、統合したものが「Freelance Basics」だそうです
これ、以前に紹介した「契約リスク判定サービスとの連携」の発展バージョンなんでしょうね。