「Katawara」は国産の有料WordPressテーマです。
テーマ「Lightning」でお馴染みのベクトル社が制作しています。
値段は11,000円(税込)。
商用利用可。
買い切り型で、1年ごとの更新費用などは必要ありません。
一度買えばサイトの数も関係なく使えます。
また、GPLライセンスで制作用途にも使用可能、それ用の特別な料金などかかりません。
◇企業・店舗用途に使用可能なテーマ(コーポレートテーマ)
◇フォントの切り替えが可能
◇サブページのページヘッダー切り替え可能
◇キャンペーンテキスト設定可能
◇各種多様なウィジェットとウィジェットエリア
◇著作権表示なし
◇SEO対策やSNS連携もバッチリ
今回はこのテーマのご紹介。
個性的な外観
私もこの「Katawara」を購入し、制作用にデモサイトを2つ作ってみました。
*店舗サイト:Moulins Flavor | フランス生まれのアイスクリーム店
*企業サイト:SAEKI Wholesale | 雑貨の企画開発・卸売ならSAEKIへ
店舗サイトはアイスクリーム屋さんのデモサイト。
企業サイトは雑貨の卸売り業のデモサイト。
サイトを見てもらうと分かりますが、このテーマは個性的な構造となっています。
PC表示だと左サイドにメインメニューが常に固定され、他ページへの導線を確保しています。
PCの大きな画面に適した構造だと思います。
ちなみにタブレット表示は、普通のサイト同様にメニューはページ上部に、
スマホ表示では、ページ上部(ハンバーガーメニュー)又はページ下部の二択(どちらでも選択可)。
画面幅に応じて変化します。
この個性的な外観、特にPC表示では常に他ページへの導線が確保されているため、メリットが大きいです。
個人的には「斬新」で好きです。
3つのプラグインと組み合わせて使用
「Katawara」は基本的に、ベクトル社の以下の3つのプラグインと組み合わせて使用することが前提となっています。
一言では形容できないぐらいオールジャンルの多機能な無料プラグイン。
過去記事でもご紹介しました。
独自のブロックパターンを管理できる無料プラグイン。
公式サイト:https://www.vektor-inc.co.jp/service/wordpress-plugins/vk-block-patterns/
コンテンツはブロックエディターで作成
コンテンツ部分での凝ったレイアウトなどは、CSSをカスタマイズしないと無理ですが、標準程度のクオリティならばブロックエディターでほぼ作成可能です。
デモサイトの場合、店舗サイト・企業サイト共に、コンテンツは全てブロックエディターで作成しています。
つまり、納品後にクライアント側にて、WordPress管理画面より自分たちで更新・修正が可能だということです。
HTMLやCSSなどの知識は必要ありません。
デモサイトでのCSSカスタマイズは、ごく小規模で済ませています。
この意味で制作側にも負担がかかりません。
各種機能ご紹介
WordPress管理画面内の「外観」⇒「カスタマイズ」
こういう項目になっています。
めっちゃ長いです(^_^;)
きめ細かい設定が可能になってます。
使用できるウィジェットはこちら。
WordPress固有のウィジェットを含めて、多種多様のものが使えます。
ウィジェットエリアがこちら。
このうち、
「サイドバー(スタッフブログ)」
「サイドバー(お知らせ一覧)」
この2つは、カスタム投稿にて投稿系統を追加すると、それ用のウィジェットエリアを自動作成してくれました。
とても便利です。
買い切り型テーマは便利
このテーマを制作したベクトル社には、他に「Lightning有料版」などの有料テーマがあります。
こちらはあの「Lightning」の高機能版です。
「Lightning 有料版」は優れたテーマですし、私も購入してますが、いかんせん1~5年ごとのサブスクリプション(定期課金)で、制作用途に使うには消極的になってしまいます。
これに比べて「Katawara」は買い切り型なので、とても使いやすいです。
追記:2022/09/17 表示速度も向上!
Katawaraはバージョン1.0当初は、表示速度が若干もっさりした感じがありました。
ところがバージョンアップを重ねるにつれ、速度も速くなり、今では(バージョン: 1.18)他の有料テーマと比べても、遜色の無いレベルにまで達しました。
自信を持ってお客さんに勧められるのは良いことです(^^)v
- 企業・店舗サイト用のテーマ
- GPLライセンス・買い切り型
- 制作用途・複数サイトで使用可能
- 画像が映えるサイドナビゲーション
- 高機能・SEO対策・著作権表示なし
ブロックエディター作成用のプラグイン。
本来は有料ですが、Katawaraを購入すると無料でインストールが可能となります。
公式サイト:https://www.vektor-inc.co.jp/service/wordpress-plugins/vk-blocks/