クラウドソーシングサービス「ランサーズ」の定点観測リポート17回目です。
ランサーズの変化、機能追加、気づいたことなど。
WEB制作関連の情報が中心となります。
「パッケージ」をリリース
ランサーズが11月8日に「パッケージ」という機能をリニューアルリリースしました。
これはスキルを売買できる機能です。
*スキルパッケージ(納品形式)をリニューアルし、「パッケージ」をリリースしました
具体的には、ランサーが出品したスキル(例:サイト制作など)を、クライアントが購入する仕組みです。
似たような機能は過去にもあり、今までは「スキルパッケージ(納品形式)」、その前は「ランサーズストア」と呼ばれていました。
今回はこれのリニューアルとなります。
「ランサーズストア」時代は使い勝手がいまいちだった
私は「ランサーズストア」の頃は、いろいろとスキルを出品していました。
「WEBサイト制作:コーディングのみ(レスポンシブ対応)」とか、
「バナー作成:短期間で納品!」
みたいな感じです。
こちらで価格と納期を設定し、具体的な作業内容を記載して出品します。
が、どうにも使い勝手が良くなくて、しばらくは休止状態にしていました。
使い勝手が良くなかった最大の理由は、クライアント側はサービスを「購入する」という選択しかできないことにありました。
例えば実際のサイト制作などでは、
「お客さんの要望をヒアリング」
「こちらからご提案・お見積り」
こういう流れを経て、双方合意して制作作業の開始となるわけです。
ところが、それをすっ飛ばしていきなり「購入(プロジェクト開始)」となるわけで、使い勝手が悪すぎでした。
リニューアルした「パッケージ」の流れ
今回リニューアルとなった「パッケージ」を見てみると、段階を経て双方の合意に至れるようになっています。
具体的にはこんな流れ↓
クライアント・ランサー双方で内容を詰めてから作業を開始、最後は納品・支払いに至るという流れなので、これなら良さそうですね。
パッケージの特徴
パッケージの特徴としてランサーズ運営は以下の3つを挙げています。
- 350を超えるビジネスカテゴリー分け
- パッケージの内容説明文には画像だけではなく動画や音声も設定可能
- ひとつのパッケージを3つにプラン分け
この中で最大の特徴は「 3つにプラン分け」で、納期・価格・内容に合わせて
「ベーシック」
「スタンダード」
「プレミアム」
の3段階のプラン分け・グレード分けが可能です。
よくあるIT系サービスの有料プランみたいな名称ですけど、これをランサー側で設定が可能となっています。
今回の「パッケージ」リリースに際して感じたこと
今回の「パッケージ」リリースに際して感じたことは、ランサーズ運営は各ランサーに対して、
「ランサーズ内にて各自で集客してほしい」
「こちらもコンペやプロジェクトでマッチングの機会を提供するが、それ以外は自分で工夫して案件を獲得しろ」
ま、単純に言えばこういう意図なんだろうなあと思いました。