クラウドソーシングサービス「ランサーズ」の定点観測リポート10回目です。
ランサーズの変化、気づいたこと、感じたことなど。
WEB制作関連の情報が中心となります。
~ 目次 ~
- 実名と顔写真が検索評価に
- ランサー検索の基準は?
- クライアントが本人確認済みか否か表示
- 希望時間単価が表示
- 報酬が180日経過後に自動出金
- カジュアル相談が消えた
実名と顔写真が検索評価に
ランサーズにて、ユーザー名を本名及び顔写真付で公表する方が、検索上優位になりました。
*プロフィールのユーザー名を氏名で表示できる設定を追加しました
匿名やニックネームよりも、本名と顔写真を公開した人が仕事上有利になるということです。
今まで匿名で仕事できるのが、クラウドソーシングの魅力の一つだったわけですが、ランサーズがこの方針を大きく変更したわけですね。
もちろん、ニックネームのままでもランサーズの機能は使えますが、検索的に不利になります。
実際のところ、実名+顔写真がどのぐらい検索に影響を与えるのか?
試しに「wordpress」でランサーを検索したところ、やはり上位は「実名+顔写真」の認定ランサーばかりがズラリと並びました。
また、この変更措置を受けて、実名と顔写真を公開した人も多いでしょうね。
もともとランサーズでは「本人確認」ということで、免許証のコピーなどを運営側に提出して、それを信用の担保としてきました。
今回の措置には、この「本人確認」って何の意味があったのだと思わざるを得ないです。
ランサー検索の基準は?
ちなみに上記の規定変更を受けて、検索の基準は以下のようになっています。
◇プロフィール文と検索内容の一致度
◇経歴・資格・スキルの登録数
◇プロフィール名での氏名表示
◇顔写真の掲載
◇希望時間単価
◇ランサーズ上でのアクティブ率
◇提案数
◇ランク(認定ランサー・シルバー・ブロンズ等)
◇メッセージの返信率
◇過去の受注カテゴリ
◇過去のカテゴリ内の平均報酬額
◇受注数
◇報酬総額
◇直近の報酬総額
◇ランサーズストアの出品数
◇評価
◇プロジェクト完了率
◇タスクの承認率
◇直近に登録したユーザー
これらの基準のうち、よりどれが重視されるのかは公表されてません。
クライアントが本人確認済みか否か表示
上記のランサーへの規定変更を受けての措置なのでしょうが、同時に依頼詳細ページにてクライアントが本人確認済みかどうか表示されるようになりました。
*依頼詳細ページにてクライアント様が本人確認済みかどうか確認できるようになりました
本来はランサーに実名を促す以上、クライアント側にも同様の措置を促してもいいような気もしますが、そこまでは踏み切れないのでしょう。
お金支払うのはクライアントですからね。
希望時間単価が表示
プロフィールに「希望時間単価」が表示されるようになりました。
これも検索の基準値の一つとなりました。
報酬が180日経過後に自動出金
ランサーの報酬は、これまで出金は各自が任意で行っていました。
これが、180日経過すると自動的に出金されるようになりました。
出金先は各自が登録しておいた銀行口座です。
*報酬が180日経過後に自動で払い出される機能をリリースいたします(ランサー様向け)
端数の金がランサーズ内に溜まって管理が面倒ってことなんですかね?
あるいはマネーロンダリング対策?
中にはランサーズを金庫代わりにしている人もいるでしょうから(^^ゞ
もちろん、この措置には例外もありまして、
◇本人確認が済んでない
◇振込先口座を登録してない
◇報酬合計が1,000円未満
この3パターンは自動出金されないそうです。
カジュアル相談が消えた
以前にマイページに表示されていた「カジュアル相談」ですが、
*ランサーズ定点観測:2018/07/30 「ベーシックワーク実験スタート:他」
やはりというか、予想どおりというか。
ボツになりました(^-^;
ここ数ヶ月ほどは、ただの「ランサーズ版知恵袋」と化していたので、運営サイドも廃止したのでしょうね。