前回の記事で書いたように、久々にセカンドライフ(以下、SLと略します)に入ってみました。
今回はこの感想と、新しい仮想世界プロジェクトについて書きます。
再訪の感想
10年ぶりに訪れたSLは、やはり噂どうりに過疎ってましたが、当初に私が思っていたほどの極端な過疎っぷりでは無かったです。
そこそこ遊んでいる人達はいて、日本人も各所でコミュニティを形成してるようです。
あれからSL関連のブログをちょこちょこチェックしてみたのですが、今の住民のかなりの割合が2007~09年あたりからいる古参兵のようですね。
これには驚きました。
10年前に読んでたブログでそのまま続いてるのも幾つかあって、懐かしかったです。
SL関連のポータルサイト(ソラマメ)もまだ稼働してました。
メタバーズもまだ健在なんですね。
過疎った理由・過疎ってる理由
最盛期に比べると人口も減り、過疎ってしまったSL。
その理由は、これは他の多くの人も言ってることですが、
SLって自由すぎるが故に、逆に何をやるべきなのか分からない。
ゲームのように目的が無いので、飽きる人はすぐに飽きてしまう。
まあ、こんなとこでしょうか。
SLはクリエイターさんにとっては天国のような環境だと思います。
ただ、それ以外の人にとっては、何らかの目的意識を持ってないと、すぐに飽きちゃう世界ですね。
これは10年前から言われていたことです。
あと、SLビューワが高度のPCスペックを要求するのも相変わらずでした。
私のPCはそれなりに高性能の部類に入りますが、それでも解像度を最大にまで上げると、ファンが猛烈な勢いで回り始め、グラボに相当の負荷がかかってるのが分かりました。
10年経ってもこの傾向は変わらず、これもSLの敷居を高くしています。
新仮想世界サンサール
そのSLにも新たな動きが起きています。
SLの運営元であるリンデンラボ社は、新たな仮想世界「Sansar」を開発しています。
通称「セカンドライフ2」とも呼ばれ、今話題のVR(バーチャルリアリティ)を用いた仮想空間です。
Sansar。
「サンサール」と読みます。
まだテスト運用の段階ですが、今夏にベータ版が一般公開される予定です。
サンサールに関しては、こちらのブログも詳しいです。
サンサールは成功するか?
このサンサール、かつてのSLのように繁盛するでしょうか?
それとも現SLのように過疎った状態になるのでしょうか?
具体的にサンサールがどういう感じの世界になるのか、実際にやってみないと何とも言えません。
ただ、SLの「VR機能付き発展版」のような世界だったら、相変わらず問題は付きまとうでしょう。
つまり、目的意識を持たずに持てずに遊んでるとすぐに飽いてしまう。
VRを使う以上、世界への没入感はSL以上なのでしょうが、やはり人間は飽きがくる動物です。
最初は好奇心であれこれ見て回っても、そのうち飽いてくるでしょう。
ここの対策が鍵ではないかという気がします。