私はメーラー(メールソフト)は、長らくジャストシステム社の「Shuriken」を使ってきました。
これが2018年に開発が終了。
それから次期メーラーを探して、いろいろ多種の製品を使ってみました。
そして、ようやく最近になってチェコ製の優秀なメーラー「eM Client」に出会いました。
この顛末について書いてみたいと思います。
目次
長年親しんできたメーラー「Shuriken」
私がShuriken(シュリケン)を使い始めたのが、最初のWindowsパソコンを買った2000年ぐらい。
パソコンにバンドルされてたので何の気無く使い始めました。
当時、PC初心者の大半は「Outlook Express(OE)」を使ってましたが、私のメーラーの出発点は「Shuriken」でした。
Shurikenの特徴
Shurikenの特徴は、起動が爆速(これが最大特徴)、動作が軽快、セキュリティに優れ、機能も豊富。
さらに、OEなどに比べて遊び心を感じるUIでした。
やはりメーラーは日常的に使う物ですから、OEみたいな機能一点張りだと野暮すぎて息が詰まります。
また、Shurikenは有料なのでユーザーは限られていたと思いますが、私含めて熱心な固定ファンが付いていました。
2018年に開発が終了:途方に暮れる
その「Shuriken」も、とうとう最後のバージョン「Shuriken 2018」にて開発が終了、販売自体も2022年2月で終了してしまい、私は途方に暮れました。
Shuriken亡き後、どういうメーラーを使えば良いのやら・・。
次期メーラーは、Shurikenと同じく有料でもかまわないから、機能豊富で楽しいものが良いと思いました。
次期メーラーを探す:メーラー行脚始まる
それから気に入るメーラーを探して、片っ端からいろいろな製品を試しました。
Shurikenを使っていた当時も含めて、使用したメーラー履歴を以下に羅列しておきます。
こうして見ると我ながら「よーやるわ」と思いますね(^_^;)
EdMax
Shurikenのサブ的に使っていたメーラーです。
軽いのに機能豊富で好きでした。
ユーザーの間で「EdMax」の呼び方が
「えどまっくす」なのか
「いーでぃーまっくす」なのか
議論されていたことを思い出します。
(結果、正解は「えどまっくす」だったようです)
けっこう前(2010年代)に開発が終了しました。
合掌。。
Eudora
「ユードラ」と読みます。
一時期、試しに使いましたが、UIが変態的でどうにも馴染めませんでした。
私は短期間のみの試用で終わりました。
ただし、熱烈なファンが多かった記憶があります。
2007年に販売が終了しています。
合掌。。
Outlook Express
一定の年代の人なら使ったことがあると思います。
MS謹製のメーラー。
Windows PCにバンドルされてました。
私も何度か使ったことがありますが、あの堅苦しさと遊び心のカケラの無さが気に食わず、Windowsに同封されていてもほぼ無視状態でした。
その後、Windows同封メーラーは、
「Windows Mail」
「Windows Live Mail」
「メール」
と名前を変えますが、どうにも苦手です。
Outlook
MSオフィスに入ってるメーラー。
メールの他に、予定表・連絡先管理・仕事管理・メモ・To Do リストなどの機能が付いてます。
私も職場のPCでよく使いました。
動作が重いです。
あの「重厚長大鈍重堅物」さには、どうにも馴染めません。
最近は多少は軽くなってるようですね。
ポストペット(PostPet)
日本の誇る珍種メールソフトです。
愛玩用メーラー。
私も使用してました。
今となっては楽しい思い出です。
決して仕事で使われることの無い私用専用メーラーでした。
(当たり前か)
これを作っただけでもソニーは偉大だと思います。
サービス終了が惜しまれます。
合掌。。
Opera Mail
当初、ブラウザのOperaに付属していて、後に独立したメーラーとなりました。
Shurikenと同じく、使いやすく分かりやすいメーラーでした。
Operaユーザーで、これを使っていた人も多いのでは?
残念ながら2018年に開発が終了しました。
合掌。。
Sylpheed
動作の軽い良いメーラーです。
細かい設定も可能。
Windowsだけではなく、Linuxでも使えます。
日本人開発。
後述する「Thunderbird」と同じく、機能一本槍で遊び心を感じないため、メインでは使ったことはありません。
Thunderbird
Thunderbirdは超有名ですね。
これもファンが多いです。
開発元は、あのFirefoxと同じ「Mozilla」。
堅牢で新技術の取り入れも速いです。
私は「困った時のThunderbirdさん」みたいな使い方をしています。
サブメーラーとして実に有能。
Spark
ウクライナ製のメールソフト。
基本は無料です(有料版も有り)。
元はMacOS専用で、最近になってWindowsにも対応しました。
外観が超格好良いです。
いかにもマックという感じで、UIが意識高い系です。
が、未来的すぎて使いづらく感じる人も多いかと思います(私含む)。
次なるメインメーラー発見! eM Client
こんな感じで、Shuriken終了以来、次なるメインメーラーをあれこれ探してきました。
まるで藩が取り潰された浪人のように、各種メーラー間を行脚してきました。
そして2023年、ようやく「機能豊富」「遊び心も少し有り」「個人的にお気に入り」なメーラーにたどり着きました。
チェコ製のeM Client(イーエムクライアント)です。
現時点(2023/09/19)の最新バージョンは「eM Client 9」です。
日本語に対応。
Windows版とMac版があります。
外観
すごく見やすい外観です。
↑画像は私のアドレスが幾つか入ってるので、モザイクかけまくりです。
メールは試しに無料メルマガをサンプルで入れてます。
外観はレイアウトやテーマが変更できます。
テーマは17パターンの中から切替が可能で、現状は「ミスティック」の緑っぽい色にしています。
全体的に遊び心があって気に入りました。
これが無味乾燥な無骨なメーラーだと、使っていて気持ちが萎えます。
機能
メール以外に、カレンダー・タスク管理・連絡先管理などの機能があります。
また、主要なメールサービス(Gmail・Outlook等)に対応していて、アカウントの登録や、他のメーラーからの乗り換えが簡単に行えます。
他には以下のような機能もついています。
まあ、個人的にはあまり余計なものは必要無くて、普通にメールの送受信ができれば問題無いです。
料金
一応、無料で機能超限定のフリープランも使えますし、全ての機能が使えるお試し版も30日間使えます。
ただ、最終的には機能豊富な有料版(PRO版)を使った方が良いでしょうね。
有料版は買い切り型で、サブスクではありません。
料金プランはいろいろあってややこしいのですが、私は「eM Client 9 PRO」の通常版を6,499円で買いました。
詳細
eM Clientの詳細は、公式サイトと他サイトの解説記事などを参照されてください。
*【eM Client】ビジネスでも使えるオススメの有料メールソフト。個人もOK【買い切り型】
*高機能メールソフト「eM Client」でチームのビジネスも効率化!料金プランや使い方の詳細
*eM Client(イーエムクライアント) – Windows向けメールソフトの決定版
そのうちeM Clientの感想記事を
今のところ使い始めて二ヶ月ほど経ってますが、とにかく快調で、ようやく私のメーラー行脚も終わりそうです(^^)v
今回は概略のみでしたが、そのうちeM Clientの詳細な感想記事を書こうと思ってます。
なんか好きなんですよね。
本質的に「情報系ツール」が好きな人間なんだろうと思います。
いや、単なる「メーラーフェチ」なんじゃないのか?
・・・ま、2000年以降のメーラーはわりと試した方だと思います。
ここに掲載した物以外にもあれこれ使ってますよ(^_^)
君はいろいろメーラーを使ってるな。
凄いというか、呆れるというか。