WordPressテーマ「Lightning」が大幅にリニューアルしました。
運営元であるベクトル社は、無料テーマ「Lightning」だけではなく、有料版の「Lightning Pro」の今後や販売形態も含めて、大幅な刷新を行ったようですね。
今回はこれの解説。
目次
Lightning新バージョンの名称は「G3」
リニューアル後の名称は「Lightning G3」。
「G3」とは、Generation3(第3世代)の略。
無料版Lightning の version 14.x 以降 のものを指すそうです。
以前のバージョンから大きく変更したため、G3と呼んで区別する、とのこと。
どうリニューアルしたかというと、公式サイトには以下のように記載されています。
2015年にリリースしたLightning。5年以上開発を続ける中で、既に主流でなくなった機能や使わなくなったファイルも互換性を維持するために数多く残す必要がありました。結果としてサイト表示に時間がかかったり、ファイル構成が複雑で解読しにくいなどの問題を抱えていました。
そこで、古い機能・互換処理のためのコードを削除し、CSS構造を大幅に見直し一新!Lightning G3として生まれ変わりしました。
大幅な変化があったようですね。
試しにインストールしてみる
では、百聞は一件に如かず。
試しに「Lightning G3」をインストールしてみましょう。
PC内のローカルサーバ(Local)に、まっさらな状態のWordPressサイトを作り、そこに「G3」を入れてみます。
下記画像はトップページの状態。
お馴染みのデフォルトのスライドショー画像が2枚入ってます。
まだトップページには何も入れてないせいもあって、外観は旧バージョンと変化は無いように感じます。
ただ、中のコードは大きく変更されているのでしょう。
デフォルトのスキンは2つ
G3にはデフォルトでスキンが2つ入っています。
「Origin Ⅲ」
「プレーン」
以下、公式サイトの説明文。
Lightning G3ではデフォルトのスキン「Origin III」以外に独自デザイン用の「Plain」をご用意しました。「Plain」を選択していただくと、独自でデザインを変更したい場合に不要になりやすいCSSを予め省いてあるため、CSSの打ち消し作業を軽減できます。
どうやら「プレーン」の方は、カスタマイズ用スキンのようです。
旧バージョンからG3に変更する場合
G3は、Lightningの14.x 以降のバージョンとなりますが、14未満の旧バージョンのサイトからの変更(アップグレード)は可能なのか?
変更は可能なようです。
ただし、G3に変更するには、通常のアップデートに加えて以下の措置が必要となります。
WordPress管理画面⇒外観⇒カスタマイズ⇒Lightning 機能設定⇒世代設定
ここで「Generation 3 」に切替えて「ページを再読込する」をクリック。
*現状は「Generation 2」の状態。
これでG3に切り替わります。
ですが、変更した場合、サイトのレイアウトはどうなるのか?表示は崩れないか?
互換性が低いということと、まだまだネット上の情報も少ないため、しばらくは慎重になったほうが良さそうです。
(*特に重いカスタマイズをしたサイトほど慎重に)
有料のプロ版はどうなる?
ところで、G3の登場に伴って、有料の「Lightning Pro」はどうなるのか?
これからは、従来の「Lightning Pro」という有料テーマの形式からは変更になるようです。
新たに「Lightning G3 Pro Unit」という有料プラグインが登場、これにPRO版の機能を持たせるようです。
つまり、G3の有料版は
無料テーマ「Lightning G3」+有料プラグイン「Lightning G3 Pro Unit」
の構成になります。
販売形式も「Lightning G3 Pro Pack 」と言う名称で
◇プラグイン Lightning G3 Pro Unit
◇プラグイン VK Blocks Pro
◇テーマ Lightning Pro(G2)
これらが一括パックとして売り出されます。
*Lightning G3 Pro Pack(アップデート期間1年)
この中の「テーマ Lightning Pro(*G2)」は、従来の「Lightning Pro」でサイトを作成したい人向けに、パックの中に含めるとのこと。
なんか、ややこしいですけど(^_^;)
「Lightning Pro」もアップデートは可能
「Lightning Pro(*G2)」自体も、アップデートやライセンスの更新は可能。
*Lightning Pro 更新ライセンス(1年):7,150円(税込)
ただ、これ以降はテーマ「Lightning Pro」単体でのダウンロードは不可能となるようで、ライセンスキーのみが新しく発行されます。
また、2021年5月10日までに「Lightning Pro」を購入し、かつ、まだライセンス期限が有効な人にはプラグイン「Lightning G3 Pro Unit」が無料でダウンロード可能、とのこと。
(早速、ダウンロードしてみました。そのうち記事にするかもしれません)
「Lightning G3 Pro Pack」の気になるお値段は?
料金は、やはり旧「Lightning Pro」と同じく、年間のサブスクリプションとなります。
ただし、期間によって幾つかのプランが用意されるようです。
「1年」「3年」「5年」の3パターン。
個人的には、3年版か5年版が良いかなと思ってます。
ただ、「3年間」「5年間」という歳月に不安を抱く人もいるでしょうね(^_^;)
まあ、運営元のベクトル社は「BizVektor」以来、実績を積み重ねてますので、長期間のサブスクと言っても、信用して大丈夫だろうとは思っています。