さくらのサーバにて、WordPressをクイックインストールすると、最初から入っている無料プラグインを解説します。
初心者の方には、どうすべきやら戸惑うと思うので、記事にしておきます。
目次
クイックインストールされるプラグイン一覧
さくらのサーバにて、初期設定でクイックインストールされるプラグイン一覧です。
2024年5月時点でのインストールされるプラグインが対象です。
- Akismet Anti-Spam: Spam Protection
- All In One WP Security
- Autoptimize
- Classic Editor
- Disable Google Fonts
- Hello Dolly
- ImageMagick エンジン
- Protect Uploads
- TS Webfonts for SAKURA RS
- WP Multibyte Patch
- WP Super Cache
以下、解説します。
Akismet Anti-Spam: Spam Protection
コメントやお問い合わせフォームのスパムをブロックしてくれるプラグインです。
私の場合は、コメントはOFFにすることが多いのと、フォームは「GoogleのreCAPTCHA」で対処してるので、このプラグインは使ったことが無いです。
All In One WP Security
セキュリティ用プラグインです。
わりと評価は高いですね。
解説サイト | https://hanami-web.tokyo.jp/blog/category/security-plugin/all-in-one-wp-security/ |
公式サイト | https://ja.wordpress.org/plugins/all-in-one-wp-security-and-firewall/ |
私の場合は、クライアントの依頼内容にもよりますが、
この簡単設定の2つをセットで入れることの方が多いです。
Autoptimize
コードを圧縮・軽量化して表示速度を改善してくれます。
解説サイト | https://service.grannet.co.jp/blog/autoptimize |
公式サイト | https://ja.wordpress.org/plugins/autoptimize/ |
最近のテーマは、この機能をデフォルトで備えてるものも多いです。
その場合はあえて入れる必要は無いでしょう。
重複すると不具合が発生する可能性が高いです。
オリジナルテーマなどは良いかもしれませんね。
Classic Editor
ブロックエディター以前の、古いエディター用のプラグイン。
WordPress公式が配布しています。
「昔のエディターの方が使いやすかった!」という人にはお勧め。
ブロックエディターをバリバリ使っている人には不用でしょう。
Disable Google Fonts
各テーマなどで実装されている「Google Fonts」を無効化するプラグインです。
サイトの表示速度改善用。
「Google Fonts」も最近は表示速度が上がってきたので、あまり気にする必要は無いとは思いますけどね。
それに、このプラグインは古すぎです。
もう5年ほどアップデートされてません。
(さくらも、こういうのをデフォルトで入れてるのは疑問ですな・・)
Hello Dolly
WordPressに最初から入っているネタ用のプラグインです。
実用性皆無です。。
解説サイト | https://fox-wp.com/hello-dolly-wordpress-plugin/ |
公式サイト | https://ja.wordpress.org/plugins/hello-dolly/ |
同名の楽曲「Hello, Dolly!」の歌詞をWordPressに表示してくれます。
ただそれだけの、WordPress首脳陣のお遊び用プラグインです。
真っ先に削除される悲しいプラグインなので、哀れと思った人は残しておいても良いでしょうw
ImageMagick エンジン
画像ファイルの、画質を下げることなく、ファイルサイズを小さくしてくれるプラグイン。
サイト表示の速度を上げる効果があります。
解説サイト | https://websvr.org/matome/wordpress-plugin-imagemagick/ |
公式サイト | https://ja.wordpress.org/plugins/imagemagick-engine/ |
正直なところ使ったことが無いです。
私の場合、画像をアップする際はパンダのサイトで圧縮するので、特に必要性は感じてないです。
Protect Uploads
WordPressの画像が格納されるフォルダ「uploads」に、外部から直接アクセスするのを防ぐプラグインです。
解説サイト | https://www.hiskip.com/wp/plugin/site-manage/security/site-protection/protect-folders/5793.html |
公式サイト | https://ja.wordpress.org/plugins/protect-uploads/ |
画像フォルダを外部から見られて「困るか否か?」が判断基準だと思います。
困るんだったら入れておけば良いし、別に構わないなら入れる必要は無いでしょう。
私? 全然困らないです。
あと、このプラグインはもう2年ほどアップデートされてません。
これも良くないよなあ。。
TS Webfonts for SAKURA RS
さくらのレンタルサーバで、モリサワ提供のWebフォント33書体が無料で利用できるプラグインです。
解説サイト | https://rs.sakura.ad.jp/column/rs/webfont-wp-plugin/ |
公式サイト | https://wordpress.org/plugins/ts-webfonts-for-sakura/ |
「33書体が無料で利用可能!」って書くと、もの凄いお得プラグインに感じます。
ただ、使用するWordPressテーマで設定されているフォント次第かと思います。
私の場合は、最近はWordPressサイトでは「游ゴシック」かGoogleフォントの「Noto Sans」ばかり使ってます。
使っているテーマで対応可能です。
なので、わざわざこれを入れることも無いですね。。
WP Multibyte Patch
WordPressによる文字化けを防止してくれます。
日本語サイトではこれは必須と言って良いでしょう。
解説サイト | https://webst8.com/blog/wordpress-wpmultibyte-patch/ |
公式サイト | https://ja.wordpress.org/plugins/wp-multibyte-patch/ |
これは文句なく入れておいた方が良いです!
WP Super Cache
キャッシュ用プラグイン。
サイトを高速化してくれます。
解説サイト | https://tcd-theme.com/2023/09/wp-super-cache.html |
公式サイト | https://ja.wordpress.org/plugins/wp-super-cache/ |
猫も杓子も激賞しているプラグイン。
ただ、テーマの中にはこれと機能が重複しているものもあります。
そういう場合は入れない方が良いです。
例えば「Swell」なんかはもろに重複するので必要無いでしょう。
初心者さんは迷うかと思いますが・・
サーバ側が最初から入れてるプラグインだからと言って、何もかも使う必要は無いです。
やみくもに有効化するのは避けた方が良いかと。
よく分からないうちは「無効化」のままにしておいて、そのうち不用だと判断出来ればバッサリ削除、有用と判断したもののみ「有効化」で良いと思います。
・・・まあ、親切なのか、お節介なのか、よく分からないプラグイン達ですな(^_^;)
いや、私は最近は有料テーマを使うことが多いので、ここに書いてるようなプラグインは、ほぼ不要なんですよ。。
・・・ところで、さくら以外のサーバでも、デフォルトのプラグインはあるわけ?
半分ぐらいは同じですね。
「Akismet Anti-Spam」「WP Multibyte Patch」は定番だし。
逆に、セキュリティ系やキャッシュ系はサーバによって違うようです。
「SiteGuard WP Plugin」なんか使ってるところもあります。
なんだよ、君。
結局、無条件で誉めたのは「WP Multibyte Patch」だけかよ?