WordPressが「5.8」にバージョンアップしました。
日本時間で2021年7月21日。
主な変更点・機能追加は以下になります。
- ウィジェットのブロック化
- 各種ブロックの追加
- PDFの埋め込み可
- IE11のサポート終了
- WebPに対応
今回はこれのザッとした解説や感想などを書きます。
ウィジェットのブロック化
コンテンツ同様に、ウィジェットもブロックで作成可能となりました。
ウィジェットエリアにブロックを追加できます。
なんのこっちゃという感じですが、ウィジェット画面は以下のように変化しました。(テーマ「Lightning」の場合)
ウィジェットエリアにはブロック入力用の「+」が表示され、
ここからブロックを入れていきます。
また、従来のウィジェットもここから編集可能です。
この「ウィジェットのブロック化」というのは、WordPressが目指している「フルサイト編集」の一環です。
ゆくゆくは、コンテンツ部分や今回のウィジェットだけではなく、ヘッダーやフッターなど全てをブロックで編集できるようにとの意図です。
でも、以前のウィジェットの方が良いな~という人はこちらからどうぞ。
各種ブロックの追加
幾つかブロックが追加されています。
上記画像以外にも合計14個追加とのこと。
この中で注目株は「クエリーループ」ブロックでしょうね。
詳しくは下記ブログを参照されてください。
*【WordPress 5.8】クエリーループブロックが有能すぎるので今日から使いたい
PDFの埋め込み可
PDFが埋め込み可能になりました。
これには日本の企業サイトは大喜びでしょうw
「ファイル」ブロックからPDFファイルを入れます。
表示はこんな感じ。
IE11のサポート終了
事前に予告があったように、WordPressの「IE11」サポートは終了となりました。
これには日本の企業サイト(特に官公庁対応)は悲しんでるでしょう。
WebPに対応
「WebP」とはGoogle推奨の新しい画像ファイル形式です。
一番の特徴は「軽い」こと。
今までは対応していないブラウザがありましたが、ようやく主要ブラウザの全てが対応したため、WordPressも導入に踏み切ったようです。
JPG・PNGなどと同様にメディアからアップロードできるようになりました。
「WebP」の詳細は以下を参照してください。
*WebP(ウェッピー)とは?変換方法と使用するメリットのまとめ
*次世代画像フォーマット「WebP」って?
WordPress「5.8」のサーバー要件
WordPress 5.8の推奨要件は以下になります。
- PHP 7.4 以上
- MySQL 5.6 以上、またはMariaDB 10.1 以上
- Nginx あるいは Apache