クラウドソーシングサービス「ランサーズ」の定点観測リポート2回目です。
ランサーズの変化、気づいたこと、感じたことなど。
WEB制作関連の情報が中心となります。
~ 目次 ~
- 「スポット常駐」開始
- どういう求人があるのか?
- 問題はお金の流れ
- お姉さんの動画が消える
「スポット常駐」開始
ランサーズで「スポット常駐」というサービスが開始になりました。
*週1日からの常駐お仕事マッチング「スポット常駐」リリースのお知らせ
ランサーのメリット
フリーランスの自由な時間と継続的な収入の両立
仕事と働き方の選択肢の拡大
クライアントのメリット
求人の掲載が無料です
受注者(ランサー)と面談してからお仕事を発注することができます
従来から面談したいという希望を数多くいただいておりますが、「スポット常駐」は面談後の契約となりますため、「どんな人と仕事をするか不安です」といったお声も解決するサービスです。ぜひ新サービス「スポット常駐」をご活用ください!
詳しくは上記プレスリリースを見てください。
要は、ランサーズで週1日からの常駐の仕事を探せますよ、というものです。
ランサーズ版「ハローワーク」というべきか。
週1日からの臨時かつ短期の仕事に限定されます。
フリーランスは、特に始めた当初は収入が不安定になりがちなので、それなりに需要のある仕組みだと思います。
ただし、このサービスを使えるのは、
◇ランサー:本人確認済みかつ秘密保持確認済み
◇クライアント:法人アカウント
に限定されます。
どういう求人があるのか?
スポット常駐の開始に伴い、ランサーのマイページの左サイドバーに「常駐管理」という項目が追加されました。
ここをクリックすると、
「応募一覧」自分自身が応募した仕事の一覧
「業務一覧」常駐契約した進行中の仕事一覧
が表示されます。
私の場合は応募自体してないので何も表示されません。
肝心の求人一覧はこちらから見れます。
*求人を探す : スポット常駐 | クラウドソーシング「ランサーズ」
2017年9月10日現在、まだ10件の求人しかありません。
やはりデザイン関連が多いです。
それと首都圏の法人ばかりですね。
ログインすると、仕事内容の詳細が見れます。
試しに千葉県某市法人のWEBデザインの求人案件を見てみると、
「報酬10万円以下(月額)」
「週1日」
「10時~19時間の間で好きな時間」
「契約期間:1ヶ月」
「当社サイトの管理・更新」
「必須スキル:ワードプレス経験1年以上」
となってました。
で、応募はすでに2件になってました。
まだまだ始まったばかりなのに、すでに応募している人もいるんですね。
それなりに需要のあるシステムのようです。
問題はお金の流れ
この「スポット常駐」の懸念すべき点はお金の流れです。
公式サイトには以下のような説明図が載ってます。
そうです、料金はクライアントからランサーへの直接支払いとなり、ランサーズを経由しません。
説明図には「ご安心ください」とか書いてますが、かえって不安な気がしないでもないです (^_^;)
普通の作業案件の場合、ランサーズが料金を仲介するという仕組みです。
クライアントはランサーズに料金を仮払いし、作業完了後にそれを各ランサーに支払うという流れ。
ここがクラウドソーシングの最大の利点で、ランサー視点で見るとお金の取りっぱぐれが無いわけです。
ところがスポット常駐は直接支払いとなるので、おそらくここで揉め事がいろいろと起こるのでしょうね。
改訂されたランサーズの規約には以下のように記載されています。
11. スポット常駐では、クライアントはランサーへの業務委託料の支払いを直接行うものとし、下請代金支払遅延等防止法、源泉徴収義務その他の義務はクライアントが自ら遵守しなければなりません。また、ランサーは、業務委託料の請求及び回収管理については自らの責任により行うものとします。クライアントとランサーの間における業務委託料の支払いに関し、法令違反、支払遅延又は回収不能その他の問題が生じたとしても、弊社はその責任を負いません。
「弊社はその責任を負いません」
何かしらのトラブルは起きそうな予感がします。
トラブルを回避するには、相手先の法人がどれほど信頼できるところか、それを見極めるしかないのでしょう。
お姉さんの動画が消える
最後にまたどうでもいいような話題ですが、前回記事で書いたトップページのお姉さんの動画消えました。
静止画のみの状態になってます。
あれのおかげでトップページが重かったので、たぶん不評が多くて取っ払ったのでしょう。