Welcartは、WordPressにECサイトの機能を追加する無料のプラグインです。
「ウェルカート」と読みます。
*Welcart ショッピングカート for WordPress | ECサイト構築プラグイン
このプラグインを使うと、ショッピングカートのみならず、商品管理・顧客管理などのショッピングサイト構築に必要な機能をWordPressに実装できます。
今回はこの「Welcart」のご紹介。
ざっと総論的に書きます。
細かいカスタマイズの方法などはまた後日に掲載するかもしれません。
純国産のECサイトプラグイン
Welcartの開発運営元は福井県にある「コルネ株式会社」です。
*WordPress カスタマイズ専門チーム|コルネ株式会社
開発元が日本の会社なので、海外産システムにありがちな意味不明な日本語訳とは無縁です。
その点は安心できます。
実装できる機能の詳細やシステム要件などは以下をご参照ください。
*機能一覧
Welcartの実装方法
さて、Welcartの実装方法です。
まずはWordPressの新規プラグインの追加から「Welcart」で検索してください。
すると「Welcart e-Commerce」というプラグインが表示されるので、これをインストールして有効化してください。

ダッシュボードの上部に2つの項目が追加されます。

「Welcart Shop」は商品管理機能です。

「Welcart Management」は顧客管理機能です。

さらに、テーマを見ると「Welcart Default」というテーマが追加されています。

これを有効化します。
これでWelcartの基本的な実装は完了です。
2つの公式テーマ
Welcartプラグインにデフォルトでくっついてくる公式テーマ「Welcart Default」は、ハッキリ言ってデザインがダサいです。古くさいです。
実は、Welcartの公式テーマは2つあります。
◇Welcart Default
デモページ:https://www.welcart.com/demo/

◇Welcart Basic
デモページ:http://themes.welcart.info/basic/

デモページを見てもらえると分かりますが、古くさいDefaultテーマに比べると、「Welcart Basic」は新しく、見栄えが良いです。
さらにレスポンシブデザインです。
どう考えても「Welcart Basic」一択ですね。
ただし、「Welcart Basic」はWordPressのダッシュボードからはダウンロード出来ず、こちらから取得する必要があります↓
その際にメルアドの登録が必要となります。
ちょっと面倒くさいですね。。
Welcartのカスタマイズ情報は・・
Welcartのカスタマイズに関しては、
◇テーマ「Welcart Basic」の子テーマを使ったカスタマイズ
◇オリジナルテーマの作成
主としてこの2パターンに分かれると思います。
Welcartはカスタマイズの方法を学ぼうとすると、ネット上の情報量が少なくて把握するのに苦労します。
以前にこのブログに載せたカラーミーショップのカスタマイズと比べると、
Welcartはさらにマイナーなせいか、情報を載せているサイトやブログも限られています。
書籍では、公式の解説本が一冊だけ出版されてます。
*小さなECサイトのWordPress+Welcart導入・設定ガイド[Welcart公式ガイド]
この本はけっこう重宝しますが、内容が古い公式テーマである「Welcart Default」に準拠しているために、いささか情報が古くなってます。
私の参考サイト
私がカスタマイズの際に参考にしているのは、まずは公式サイト
次に、以下のサイトやブログ
*Welcart カスタマイズ ブログ(Welcart以外の記事も多いです)
*Welcartの使い方まとめ(WordPressで作るECサイト)
*WordPress + Welcart ショッピングサイト全体をSSL化
*待望の!Welcartの公式テーマがレスポンシブ化されたよ!
ネット上のWelcart関連情報を見る際の注意点は、「Default」「Basic」2つのテーマの情報が混在していることです。
これをゴッチャにしてしまうと後で頭を抱える羽目になります。
公式サイトの情報も古い「Default」の方がメインになっていて、脳内で整理しながら読む必要があります。
有料のテンプレートもあり
Welcartには、有料のテンプレートもあります。
まず公式の有料子テーマテンプレート
そして、格好良い有料テンプレートの販売サイトを2つ。
*シンプルデザインのWelcartテンプレート・テーマギャラリー Welthemes
*welcart-list テンプレート(テーマ)販売サイトTEMPLX
手っ取り早く見栄えの良いサイトを実装したければ、テーマ自体を有料で購入するのもアリかもしれません。
